theGreen REPORT

施設関連

2022.12.24

夜間診療可。エキゾチックアニマルもOKな「印西動物医療センター」

複合施設として機能や利便性が拡張の一途をたどるtheGreen。今年7月には新たに動物病院も誕生しています。01棟2階に構える「印西動物医療センター」です。

この動物病院が心強いのは、いわゆるエキゾチックアニマル(犬猫以外の飼育動物を指す総称)の対応も可能であり、かつ夜間診療も行っていること。さらに外科治療(手術)面での充実も図られているのだとか。

印西や近隣の街に限らず、より広範なエリアの飼い主さんとペットにとって耳寄りなその特徴について、院長で獣医師の緒方さん(上写真・右)にお話を伺いました。

theGreenの中にある動物病院


手術室。器具等の見かけの通り、獣医療サービスの水準は人間の場合同様

——開院して以来、これまでにどんな動物の来院がありましたか。

割合として最も多いのはやはり犬と猫です。次いでセキセイインコ・オカメインコ・文鳥などの鳥類。そしてウサギやハムスター、そしてカメやトカゲといった爬虫類もたまに、といったところです。ごくごく稀ですがウーパールーパーやカエルという例もありました。

——2階の廊下からもうかがえるアットホームな待合室の奥はというと、診察室、レントゲン室、手術室以外にも、診療・治療上の用途に応じて様々な部屋が設けられているのですね。

そうです。超音波検査のできる「エコー室」。犬猫ごとに別れた「入院室」。また「処置室」といって血液等の検査のほか調剤(薬の調合)などもする一室があって、ここはICU(集中治療室)も兼ねています。

また感染性のある病気が疑われるペットのための「隔離室」という場所もあって、医療を専門としていない皆さんの多くからすると「色々あるんだな」という印象かもしれませんね。

エコー室にて、腹部を超音波検査

「エキゾチックアニマル対応」かつ「夜間診療」の頼もしさ


——ペットといえばやはり犬猫が多数のイメージ。となれば動物病院側としてもそんな需要バランスに応じた診療体制を整えるものと思いますが、印西動物医療センターでもその辺りは同様でしょうか。

実は、少しユニークなところがあります。犬猫ももちろん充分にカバーできる一方で、当院にはそれ以外の動物も数多く診てきた医師が、私を含め多数います。トカゲであるとか鳥であるとか、いわゆるエキゾチックアニマルに類するペットに関して、知識・経験の両面で強い医師が揃っているということですね。

「飼育動物として世の中的にはまだまだマイナーだから」ということで、つい諦めがちな飼い主さんにこそぜひ当院の存在を知っていただきたいです。

——不調を言葉で訴えることもできない動物を前に、飼い主さんも悶々としてしまいそうです。一緒に向き合ってくれる専門家がいて、かつ夜間や日曜・祝日にも門戸が開かれているというのは、大きな意味合いがあるのでしょうね。

そうだと思っています。平日や土日祝の区別なく、例外がない限り毎日9時から12時(午前診療)、15時から19時(午後診療)そして19時から23時(夜間診療)までが可能で、特に夜間診療を行っている動物病院というのは非常に稀です。この点、他の大多数の動物病院と大きく異なります。

ペットの様子が気がかりなまま翌朝まで待たなければならないのは辛いものです。当院を利用いただくことがいち早く確実な健康回復、またペットと飼い主さん双方の心身の負担軽減にもつながるはずですし、ぜひご利用頂けたら。

ペットと飼い主さんとの“二人三脚”が大事


——診療に先立って生じる負担も念頭に、時間面で間口を広くされているわけですね。ちなみに診療そのものにおいては根本的にどういったことを大切にされているのでしょう。

傾聴、そして二人三脚で事に臨むということですね。ペットの普段の様子について誰よりよく知るのは飼い主さんですし、その発言から得られる情報はやはりとても大事。獣医師のアクションだけでは動物を元気にしてあげることはできないのです。ペット、飼い主さん、獣医師の三者の協力そして信頼関係が治療を可能にします。

だから、毎度なにかしら怖いことが待ち受けるイヤな場所であるとか、もう行きたくないとか、ペットからはそんなネガティブなイメージを持って受け取られないように。むしろ「また病院に行きたい」とすら思ってもらえるくらいの存在になれたら理想です。

シンプルで落ち着きある待合室には、数点の絵画作品も

——毎日のペットライフを送る上で覚えておきたい、ちょっとしたポイントのようなものがあれば教えてください。

普段の様子を見ておくこと。例えば、ご飯を食べる量がいつもに比べてどれぐらいかな?  食べる勢いはどうかな?  積極的に進んでもりもり食べているかな?  お水はどれくらい飲んでいるかな?といったように、普段からよく観察するということですね。もし多頭多育で一匹ごとの様子がわかりづらい場合でも、全体量の増減から確認することができます。小型動物であるなどして把握が難しいのなら、体重をまめに測定・記録してあげるとか。

日頃から写真や動画を撮っておくのも良いと思います。時間的経過を客観視することができ異常の早期発見にもつながりますから。

日々愛情を注ぎ、接し方をもっと工夫をしてあげようと心がけることが、めぐりめぐって健康の増進にもちゃんとつながります。

印西動物医療センター
theGreen 01棟2F
TEL:0476-85-8476
診療時間:午前9:00-12:00、午後15:00-19:00、夜間19:00-23:00
(夜間診療の最終受付22:30まで)

定休日:無休
WEB:https://and-vet-ah.com/hospital/inzai-amc/

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Text&Photo:theGreen運営事務局