theGreen REPORT

施設関連

2021.06.10

世界にひとつだけのアートと出会う「いんば学舎のアトリエ」

theGreenの03棟1階に今年4月にオープンした「いんば学舎のアトリエ」。店舗にはさまざまなアート作品が並んでいます。どのような店舗なのか「いんば学舎のアトリエ」を運営する「いんば学舎・オソロク倶楽部」施設長の佐藤さん、「いんば学舎のアトリエ」スタッフの相京(あいきょう)さんを訪ねました。

「いんば学舎」のメンバーが描く、自由な作品に触れる


ー印西市を中心に障害福祉施設を運営されている「いんば学舎」ですが、こちらの「いんば学舎のアトリエ」はどんな店舗なのでしょうか。

佐藤さん:「いんば学舎のアトリエ」は、障害者福祉サービス事業所の「いんば学舎・オソロク倶楽部」の運営による新しいアトリエです。グッドマンファンデーションの協力により、障害のある方の就労支援の一環として運営しており、主に、絵、雑貨、小物を展示・販売しています。商品は、全て「いんば学舎」のメンバーがサポートを受けながら制作した作品です。芸術教育や流派などにとらわれず、一人ひとりが感性のおもむくまま、自由に描いた、世界にひとつだけの作品に触れることができます。

ーデザインも色彩も作品によってさまざまですね。雑貨や小物もあり、生活に合わせて気軽にアートを取り入れることができそうです。

佐藤さん:絵はもちろん、マグカップ、お皿などの陶器や、ポストカード、カレンダーなどの雑貨や小物など、いろいろな作品がありますので、お気に入りの一品を見つけていただければと思います。このほか「いんば学舎のアトリエ」では、野菜の販売も行っています。栽培期間中に農薬、化学肥料を使用していない、自家栽培の季節野菜を中心に販売していますので、こちらもご利用ください。

一つひとつ手作業でつくる、世界にひとつだけのアート


ー「いんば学舎のアトリエ」でおすすめの商品を教えていただけますか。

相京さん:いろいろな作品があるのですが、以下3点をおすすめとしてご紹介します。

錫(すず)を使用した掛け時計
木材をベースに、錫(すず)という金属を文字盤に使用した「掛け時計」(大:7500円、中:6000円、小:4500円)。「いんば学舎・オソロク倶楽部」のメンバーが描いた絵などを元に型をつくり、溶かした錫をその型に流し込んで作っています。木の持つ素材感や個性を活かしながら手作業で制作しているため、一つひとつ違った味わいを感じていただけます。オリジナルボックスに入れてお渡ししており、贈り物にもおすすめです。

陶器のはしおき
「はしおき」は、日常に取り入れやすいアートとしておすすめです。「いんば学舎・草深(そうふけ)」と「いんば学舎・陣屋(じんや)」でつくられたものがあり、それぞれの施設によって使用する材料も異なり、作風も違います。草深のはしおきは葉や花などをモチーフにした和テイストのものが多く、陣屋のはしおきは少しモダンで猫やレンコンをモチーフにしたものが人気です。(200〜300円台での販売)

手織り製品
さをり織りという織り方を用いて「いんば学舎・松虫」で製造しています。選ぶ糸や織り込みの強弱などの組み合わせによって表情が変わり、メンバーの感性や個性が生きてくる織りが特徴です。メンバーのご家族や施設の職員たちの手によって、織った布を「小銭入れ」(500円)や「カードケース」(500円)などの製品に仕上げ、販売しています。

いんば学舎の活動を知るきっかけの場所に


―個性あふれる素敵な作品ばかりですね。theGreenにお越しになるお客様にぜひお立ち寄りいただきたいです。

「いんば学舎のアトリエ」スタッフ 相京さん

佐藤さん:「theGreen」への出店は、メンバーの作品やわたしたちの活動をより広く知っていただきたいという思いがありました。この「いんば学舎のアトリエ」が発信拠点になっていければと思います。「いんば学舎のアトリエ」Instagramでも、商品の紹介、その日の野菜の入荷状況、日々の活動などを発信しているので、是非ご覧ください。これから訪れてくださるみなさまとの交流を楽しみにしています。

*記載価格はすべて税込です。

いんば学舎のアトリエ
theGreen 03棟1F
TEL : 090-2736-3818
営業時間:10:30-16:30
定休日:日曜
WEB http://inba-g.or.jp/
SNS https://www.instagram.com/inbagakusha_no_atelier/

新型コロナウイルス感染防止対策について
店舗では以下の対策を実施しています。ご理解とご協力をお願いいたします。
・出勤時にスタッフの検温とバイタルチェック
・施設内でのマスク着用
・お客様入店時の手指消毒
・店内の常時換気

Text&Photo:theGreen運営事務局